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こんにちは。佐野信江です。
最近、ピラティスに来ている母が、どうもレッスンをさぼりがちです。
「起きたらふらついて。」
「今日は○○があるから。」
と言い訳をしながら休んでしまいます。
仕事終わりに実家へ寄ると、そこそこ元気なのですが、髪もとかさず、まゆげも描いていないので、それはそれは姥捨て山に捨てられそうなババ様のようです。
ピラティスに来ない日は、1分前に言ったことも忘れていて、会話が成り立たちません。
ボールペンを探していたのに、何を探しているのか忘れる。
1分前にお金を支払ったのに、「渡したっけ?」「私が渡した?」と忘れる。
バッグからハンカチを出そうとして、そこにあるのに「ハンカチがない。」と何十分もかかる。
目の見えない父は、毎日イラっときているようです。
目が見える私でさえ、「さっき言ったよね?」と口調を荒げてしまいます。
母は、
「相手が何か怒っているのはわかるけど、何を怒っているのかがわからない。」と言います。
「怒っているのだから、きっと私が何かやっちゃったんだろうな。」と。
それを聞いて、涙が出るほど反省し、自分の偉そうな態度に落ち込みます。
でも、ある日この本を読みました。

今までは、こういう時はこうすると良い、という感じの本が多かったのですが、こちらは、
認知症の人が、どうして何回も聞き直すのか、
どうして怒りっぽくなるのか、
どうして歩き回ってしまうのか、
本人の立場になると、こんな気持ちなんだよ、ということが代弁されています。
よく、「認知症になったら、本人は忘れちゃうからいいよね。」
という人がいますが、決してそうではないのですよね。
母は、認知症ではないけれど、
何回も聞き直すのも、それなりの理由がある。
そんな話を読んだら、またまた涙が出てしまいました。
ただひとつ、私が発見した重大な事実は、
【ピラティスをやった日は、しっかりしている。】
ということです。
ピラティスレッスンに来た日は、よく笑い、よくしゃべり、記憶もしっかりしています。
この世で一番の老化防止は、ピラティスなのではないかと思います。
歩くだけの運動と違い、ピラティスのように、頭を使って理解し、手足を脳の指令通り動かす、という当たり前のようで当たり前じゃない動きが、より脳を活性化させるのではないか、と思います。
「来週は必ず来なさいよ。」と強くお説教し、ピラティスレッスンを休んだ日は、3000歩以上のウォーキングを一緒にやることにしました。

家の近くをウォーキング。富士山がちょこりん。

「あ、お腹が出て映っちゃってる!」と気にしてる母。(笑)
この後、背筋練習をやらせて、コーヒー飲んでおやつを食べました。
するとやはり、話す内容がしっかりしてるし、声も良く出てる!
よくしゃべって、ケラケラと笑って、記憶もしっかりなんです!
あれ?ボケは治ったのか?と思うくらい。
「もー!ピラティスやってれば、ボケないから!ちゃんと来なさいよ。」
とまたまたお説教しながら、実家を後にしたのでした。
帰りの車の中で、
「私は一生、ピラティスをやり続けよう。」
と心に誓うのでした。
そしてまた、私は多くの人にピラティスを続けてほしい。
どんな年代であろうと、
関節は良く動くようになるし、
筋力はつくし、
頭は使うし、
気分はすっきりする。
私のレッスンは特に、おもしろい!楽しいよ(笑)
落ち込んだ時や、だるいとき、気分が乗らないとき、やる気が出ないとき、
そんなときこそ、動くのだ!
やらない理由は何だーーーー!?(笑)
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