ある夕食時、輪廻転生の話をした。
「子どもは親を選べないのではなく、本当は、子供が親を選んで生まれてくるのだ。」
生まれ変わった魂は、神様のところに集まっている。神様が「今度、こういう夫婦がいるけど、この親のところへ行きたい人~?」って魂たちに聞くそうだ。
すると、「ハーイ、ハーイ!」と魂たちが自分で決めて自分で立候補する。そうやって神様に運ばれた魂が、親を選んで生まれてくる、という話。
まだ独身のころ、何かの拍子に聞いたお話。だけど自分から命を絶ってしまったら、生まれ変わることもできず、さまよい続けなければならないそうです。
そんな話をしたら、息子が言った。「んじゃ、オレはパパを選んだんだね!」
そんな言葉に夫はノックアウト!「ああ、オレって息子に嫌われてなかった!!!!嬉しい!!!(涙)」
いえいえ、あの~、そうじゃなくて、この息子は私に嫌がらせしているだけなんだと思うよ?わざと私に言ってるんだと思うよ?
なかなか思春期な夫であった。