こんばんは!ピラティススタジオForever31 佐野信江です。
ある日曜日の夜10:00過ぎのことです。
高3息子が、帰ってきたときに、「誰かが庭にいる。」というのです。
びっくりした私と夫が外に出てみると、デッキブラシを持ったおじいさんが暗闇からのっそり出てきたのです。
「へ?不審者?行方不明者?徘徊?」
と一瞬頭が真っ白になって、
思わず
「だれ?」
って強く聞いちゃいました。
話を聞くと、自宅近くのコンビニまで行った帰り、川に落っこちたとのこと。
「携帯も財布も入っているバッグを川に落としちゃって。」
と何度も繰り返し、自分の住所もうまく言えません。
よく見ると、右手から血が流れ、ズボンと袖がびしょぬれ。
わき腹と肩をけがしたらしく、そして寒さで震えていました。
夫がお巡りさんに電話してくれ、私がおじいさんを着替えさせている間、高3息子はなんと、パトカーを誘導しに近くの通りまで出て、
そして市内の徘徊情報を調べていたのです。
この高3息子、普段は忘れ物するのに、宿題はしないというダメダメっ子なのですが、こういうときは行動力がすごいと改めて思いました。
このおじいさんは、変な人ではないと思ったのは、
「お家に入りなよ。」
って言ったときも遠慮してすぐには入らず、
着替えを貸してあげたときにも、
自分の汚れた足を自分の脱いだ服でちゃんと拭き、
脱いだサンダルもきちんと揃えていたからです。
でも、下着は後ろ前逆さ、裏表逆に着ており、目が見えにくいのかな、と思いました。
私の父も視覚障害がありますが、母がいるので洗濯物は表に返してたたんでくれてあります。
聞けば、アパートに一人暮らしとのこと。
近くにご家族もいらっしゃらないようでした。
落ちた川というのは、
「這い上がれるの?」
っていうくらい、相当な高さがあります。
サンダルを右左逆に履いていたので、落ちた時に脱げたのでしょう。
いきなり足を滑らせ、真っ暗な川の中に落ちて、相当怖かったのではないかと思います。
びしょぬれになったまま、自力で這い上がり、自分がどこにいるのかもわからず、暗闇の中さまよい歩いていたのだと思います。
このおじいさんがすごいなと思ったのは、
すぐに助けを求めず、自分の力で何とかしようとしていたところです。
うちの庭に迷い込んでからも、おそらく20分は経っていたはず。
コンビニからうちまでは、1キロ近く。
その間をうろうろさまよい歩いていたとしたら、何時間か前に川に落ちたのでしょう。
その間寒さに震えながらも自分の足で歩いてきたことに、感心してしまいました。
結局お巡りさんが来てくれたのが、約30分後。
聞き取りが終わったのが夜11時。
お巡りさんが、アパートに送ってくれると言っていたのですが、アパートの鍵もバッグに入っているそうで・・・。
とりあえず警察署で落とし物届を出すことになり、パトカーに乗せられていったのでした。
私はというと、その夜心配で眠れませんでした・・・。
「おじいさん、お家に帰れたかなあ。」
「もっといい服貸してあげればよかったかな。」
「毛布も掛けてあげればよかったかな。」
「年取ってからの一人暮らしは切ないなぁ。」
「うちの親もどうなっちゃうんだろう。」
「いやいや、私こそ、ひとりになったらどうすればいいんだろう。」
などと、悶々と考えてしまい、さっそく翌日、介護サービスつき有料老人ホームが市内にあるかどうか、調べたのでした・・・。
このおじいさんは、デッキブラシを杖代わりにしながらも、川から這い上がり、
自力で歩くという、強い意志がある。
高3息子は、とっさの行動力がある。
夫は「警察が来る。」ではなく、「お巡りさんが来てくれるよ。」
という優しい言い方をしてくれる人。
お巡りさんはゆっくりしゃべってくれ、礼儀正しい。
このたった1時間で、それぞれの人間らしさが、垣間見えたような気がしました。
今までにも増して、
「歳をとってもどんなときでも、自分の足で歩き、行動し、お行儀よくできるようにならなければ!」
と強く思ったのでした。
それにしても、お巡りさん2人とも、若いわー。
20歳の娘と同じくらいに見えました。
そういうわけで、皆さんも、いつまでも自分の足で歩けるように、体を鍛えておきましょうね。
ピンピンコロリは、誰もが願うことだけど、
そうなるには、筋力トレーニングという努力が必要なのですよ。(^^)
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