ある日、実家へ寄ったとき、母がオロオロと震える手で
メモを持ってきました。済世会という病院の医師から
電話があり、「息子さんが喉の検査に来て、喉の手術を
することになると思う。そのうち息子さんから電話がいく
から。」と言われたという。
ん?ん?医者から電話くるもんなの?何かあったら、
お嫁さんから電話があるのでは?と思ったら、後日
「喉の手術をしたというオレオレ詐欺にお金を騙し取られた」
という新聞記事を発見。
戦後の混乱の中、幼少時代を過ごし、疎開や貧乏を経験してきた
おばあさんに、なんてことをするのだろう。頼る人がいないおばあさんは
どうしたりいのだろう。